ヒツジ百貨店 | 食パン的美しさ

コンビニ人間

こんにちは。
ヒツジです。
新館5階 音楽・書籍からのお知らせです。

少し久しぶりですが、読書感想文のお時間です。
ネタバレも含まれていますので、これから読もうと思っている方はご注意を。
本日はこちら。
「コンビニ人間」村田沙耶香
1376.jpg

第155回 芥川賞受賞作品です。
図書館で借りようとしたところ、なんと500人待ちでした。
160ページぐらいでさくっと読めます。
こちらの記事を書いた直後に読みましたので、なんだか通じるところもあるように感じました。
君は普通じゃない
いわゆる、普通じゃない主人公のお話なのですが、淡々と話が進みます。
確か帯には「普通とはなにか?」を問うみたいなことが書いてあったと思うのですが、主題はそこではないように感じました。
普通か普通じゃないかというより、そこには狂気が感じられました。
村田さんの他の作品は読んでおりませんが、タイトルだけ見るといずれも狂気が混じっているように感じます。
人が人を普通じゃないと感じる時に、狂気が見えているのでしょうか。
全ては最後の3行を書くための前置きのようにも思えます。
うーん、ここまで書いておいて文章がまとまらなくなってしまいました。
少なくとも後味の良い作品ではないですね。
もし読んだ方がいらっしゃいましたら、感想を教えてください。

Posted by ヒツジ

夢を叶えるゾウ

こんにちは。
ヒツジです。
新館5階 音楽・書籍からのお知らせです。

本日の読書感想文はこちら。
「夢を叶えるゾウ」水野敬也
1368.jpg

何年か前に大ヒットした自己啓発本ですね。
3作出ていたので、まとめて購入しました。
この作品の良いところは、いわゆる堅苦しい自己啓発本ではなく、単純に読み物としても面白いことですね。
図書館で読んでいて、笑いをこらえるのに必死になる場面がありました。
自己啓発の内容としては、意識的なことよりも行動的な事柄に焦点を当てています。
本作でも書かれている通り、行動しないと何も変わらないという事を伝えたいのでしょう。
「成功」と聞くとお金持ちになったり有名になることが思い浮かぶかもしれませんが、それが全てではないように思います。
人は好きな事しか楽しめないし、続けることが出来ません。
「これしか出来ないけど、これなら出来る!」という事を見つけるために様々なことにトライし、見つけて続けること。
まずはこれです。
人それぞれですが、成功というのは、自分がベストを尽くした先に気付いたら手に入っているものなのかもしれないというのが個人的な考えです。

あまりに面白くて一気に読んでしまいましたが、行動に移してみたいと思います。
本日は靴を磨いて、コンビニで10円募金しました。
赤い羽根などに募金をした経験はありますが、コンビニでの募金は人生初です。
小さな行動が積み重なっていくうちに、意識も少しずつ変わっていくのかもしれません。
未来なんて予感でしかないので、とにかく今日出来ることをやるのみです。

Posted by ヒツジ

読書の時間を少しだけ豊かに

こんにちは。
ヒツジです。
新館5階 音楽・書籍からのお知らせです。

今年の秋は読書にはまっています。
読むのは大抵、児童文学か自己啓発です。
最近読んで面白かったのは、森絵都さんの「カラフル」という作品です。
設定もさることながら、話のテンポが良いのです。
手持ちの本を一通り読み終えたら、森絵都さんの作品を読み漁る予定です。

さて、そんな読書に欠かせないものといえば栞でしょう。
紐がついている本もあれば、栞がついてくる本もあります。
何もついていない本を読む際には自分で栞となるものを用意しなければなりません。
そんな時にわたくしが使用している栞がこちらです。
1366.jpg
1367.jpg

イタリアの老舗紙メーカー、ファブリアーノのレターです。
ちょっとした手紙を書く習慣をつけようと思い5年程前に大人買いしたのですが、結局1度しか使わず放置されていました。
ファブリアーノについてはこちらをご参照下さい。
ヒツジの愛した世界 ファブリアーノの紙

1箱20枚セットで、封筒も付属しています。
6箱ほどあるので、栞には一生困りません。
この紙の良いところは、ずばり手触りです。
少しざらざらしていて、厚みがしっかりあります。
ハンドカッティングなのか、不揃いな縁も温もりを感じさせます。
人の肌の感覚は非常に優れていると思っていて、対象物に興味がない人でも触ればなんとなく良いかどうか分かるものです。
それが自然なものであれば、なおさらです。
本を途中で止める時、また途中から読む時にこの紙に触れる0コンマ何秒の時間を楽しんでいます。

最近は色々な種類の栞が出ているようなので、読書が好きな方はマイ栞を探してみてはいかがでしょうか。
きっと、読書の時間が少しだけ豊かになるでしょう。

Posted by ヒツジ

放課後の音符

こんにちは。
ヒツジです。
新館5階 音楽・書籍からのお知らせです。

本日の読書感想文はこちら。
「放課後の音符(キイノート)」山田詠美
1361.jpg

「ぼくは勉強ができない」が非常に面白かったので、読みやすそうな作品を探していて、これに決めました。
短編集なのですが、いずれもテーマは放課後の女の子の顔といったところでしょうか。
主な登場人物は自分と相手の女の子。
授業時間には見せない大人の顔をもった相手と、幼さが残りつつも大人に近づいている自分との対比という形で進んでいきます。
全て女の子の話なので、女性が読むと共感できるところは多いのかもしれません。
男性が読んでも面白く、女の子が女になるタイミングにドキっとしたり、なんだか秘密の花園を覗いているような感じでした。
アンニュイで気怠い雰囲気が漂う作品なので、ジャズなど流して、お酒など飲みながら読むとより作品の雰囲気に近づけるかもしれません。

ところで、山田詠美さんはジントニックとリーバイスがお好きなのでしょうか。
素敵な女性がお酒を飲むシーンではたいていジントニック、素敵な男性の象徴としてリーバイスが出てくるように思います。
きっと彼女の美学なのでしょう。
わたくしもジントニックとリーバイスを愛しておりますが、思えばこの2つは精神的に似たような物かもしれません。
「〜に始まり、〜に終わる」というフレーズがありますが、これに値するドリンク、そして服ではないでしょうか。

女の子は放課後に大人の顔を見せるようになっていくのに対して、男の子はいつ大人の顔になるのでしょう。
わたくしは中高が男子校でしたので、恋愛的な事は学校生活の中には全くありませんでした。
大人と子供の境はどこにあるのでしょう。

Posted by ヒツジ

夏の庭 The Friends

こんにちは。
ヒツジです。
新館5階 音楽・書籍からのお知らせです。

今日ご紹介するのはこちらです。
もはや読書感想文のコーナーになっておりますが、お許し下さい。
「夏の庭 The Friends」湯本香樹実
1348.jpg

この作品に出会ったのは、確か中学の国語の授業でした。
国語の授業では多くの作品を読んだはずなのですが、覚えているがミヒャエル・エンデの「モモ」と、この作品だけでした。
中学生が読むにはちょうど良い感じの児童文学ですが、大人になった今でもとても楽しめました。
文章も読みやすく、ストーリーのテンポも良いですね。
2~3時間ぐらいで読めると思います。

「死」がテーマなのだと思うのですが、死をクローズアップするのではなく、生に着目している感じです。
生き生きしていない人物がたまに出てくるぐらいで、それ以外は爽やかで生命力のある光景が描かれています。
よくある内容かもしれませんが、本当の死=いわゆる亡くなる事ではないし、本当の生=ただ息をして生きている事ではないということです。
本当の生を全うした先に本当の死が待っているのであれば、そういうのも良いかもしれません。
明日死ぬとなったらきっと恐怖で発狂してしまうけど、いつか死の覚悟が出来るような生であれと思うのです。

Posted by ヒツジ
google-site-verification: google4ec9ce459aaf71f7.html