ヒツジ百貨店 | 食パン的美しさ

合わないシューツリー

こんにちは。
ヒツジです。
本館2階 紳士靴からのお知らせです。

その前に、前回の更新からだいぶ間が空いてしまいました。
特になにがあったわけでもないのですが、8月はなんだか落ち着きが足りなかったように思います。
靴のご紹介もまだ出来ていないし、なにか買ったわけでもありません。
時計を買いましたがまだ手元にありませんし、靴もオーダーしましたが来年の受け取りです。

そんなこんなな最近ですが、今日はシューツリーについてです。
私の靴には全てシューツリーが入っています。
基本的にはメーカー純正のものを靴と一緒に購入して入れています。
実は今まで靴とツリーの相性についてあまり気にしていなかったのですが、ジョンロブのロペスと純正ツリーが全く合っていないことに気づいてから、メーカー純正であることよりも靴に合うツリーを探そうと思うようになりました。
現行のジョンロブのツリーはラスト7000用に作られています。
これをロペスに入れると、甲もサイドもスカスカになるわけです。
通りでロペスだけシワが深く入っているはずです。
ラスト9795のウィリアムにもこのツリーを入れているのですが、ロペスよりはフィットしているものの、親指あたりに隙間があります。
最近ではシューツリーフィッティングサービスをしてくれるお店もあり、靴を送るとそれに合うツリーを見繕ってくれるというわけです。

ウエストンが代表的なラスト用のツリーを各種用意しているのは相当良心的だと思います。
アップチャージを取ってでも、靴にどんぴしゃなツリーを作って欲しいものです。
もしくは、そういうツリーを作ってくれるお店があるのでしょうか。

ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!

Posted by ヒツジ

靴磨き再考

こんにちは。
ヒツジです。
本館2階 紳士靴からのお知らせです。

靴磨きについてうだうだ考えている日々が続いている昨今。
わたくしのコレクションラインもここ数ヶ月で急増殖し、さらに4~6足は増える予定です。
靴磨きは好きですが、過剰な手入れは靴にとって良ろしくないと思いますし、自分にとってもなるべく簡潔に済ませたいところです。
わたくしは鏡面磨きなどはしませんので、革本来の輝きを保つぐらいの手入れで十分なのです。
靴磨きについてネットで調べると、クリームについての考察が多いように思います。
クリームももちろん大事なのですが、わたくしのように過剰に光らせることを望まない場合、手入れの主軸はブラッシングなのではないかと最近思うようになりました。
1ヶ月に1度履くかどうかの靴ばかりですので、なるべくロウ分の少ないクリームを使って保革をしながら、とはいえ置いておくだけでも埃が積もっていきますので、定期的にブラッシングのみの手入れをするという風にしたいと思います。

ブラッシングを主軸にすることで、過剰な手入れからの脱却、しばらく履かない靴の定期的なメンテナンスにつながり、これは靴にとってもわたくしにとっても良いことだと思うのです。

ブラッシングはホコリ取り用の馬毛がメインですが、場合によっては仕上げ用の馬毛・豚毛・山羊毛も併用しようと思います。
ブラシについても色々な意見があると思うのですが、わたくしは江戸屋さんにお任せしようと思います。
300年続く日本の刷毛・ブラシメーカーのものならば、わたくしが1年中ネットで探し漁った情報よりも信頼できるでしょう。
ところで、ホコリ取り用の馬毛ブラッシングの方法なのですが、人によってはクリームを伸ばす時と同じように左右にゴシゴシやる方もいますが、わたくしは服のブラッシングと同じように片方向に手首のスナップを効かせてさっと払う感じにしています。

そして、クリーム。
現在はデリクリ、アニクリをメインに、補色はウエストンのクリームを使っています。
しかし、ウエストンのクリームの硬さの感じからすると、きっとそれなりにロウ分が入っているのだと思います。
保革を主眼に置いた場合、もっとロウ分が少なくても良いのかもしれません。
そこで見つけたのが、モゥブレイのクリームナチュラーレです。
まだ使用していませんが、硬さとしてはデリクリとアニクリの中間ぐらいでしょうか。
無色もありますが、各色出ていることを考えると補色用兼保革用に使ってしまおうかと思います。
主成分は油とロウということで、アニクリと一緒ですね。
有機溶剤を使っていなかったり、天然成分のみで作られたクリームという点はなんとなく革にも良さそうな感じがします。
ウエストンのクリームよりもロウ分が少なそう?ですので、軽く水拭きするだけでクリームが落ちてくれそうなところも好きです。

デリクリとナチュラーレで革の内部を整え、アニクリで表面を包む。

こんな感じでケアしていきたいと思います。
ブラッシングやクリーム、靴磨きの考え方について、是非ご意見をお聞かせください!

Posted by ヒツジ

ローファー比較 180 & Lopez

こんにちは。
ヒツジです。
本館2階 紳士靴からのお知らせです。

こちらの記事でちらりと書きましたが、最近購入したジョンロブの靴のご紹介を兼ねて、ローファー比較をしたいと思います。
最強のガチ靴

購入したのはタイトルにもある通り、定番ローファーのロペスです。
何度か履いて、その特徴がつかめてきました。
JMウエストンの180と比べて、使用感をお伝えしたいと思います。

まずは真上からのアングル。
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サイズはどちらも8ハーフです。
ロブの方が少しロングノーズ気味ですが、特筆すべきは履き口の狭さ。
長さもさることながら甲の高さも抑えられており、はっきり言って足を入れるのも一苦労です。
ヒールにだいぶ負荷をかけながら足を入れる感じですが、入ってしまえば快適です。
3回履く頃には締め付け感もほぼなくなりました。
ボールジョイントでフィットさせるウエストンに比べ、ボールジョイントから甲までフィットさせるジョンロブ。
また、ロペスの方はサイドウォールまでもしっかりと食いついてくる感じがします。

続いて、ヒール。
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着用感はロペスの方が踵が高いと思いましたが、比べてみるとほぼ同じでした。
カーブの形状の違いがそう感じさせたのでしょうか。
ほぼ弧を描いているウエストン、中心よりも地面側にトップを持ってきて、履き口にいくにつれてカーブを強くしているジョンロブ。
浅くて楽な着用感が好きならウエストン、踵の抜けを気にせずしっかりとした着用感が好きならジョンロブといった感じです。

180は、いわゆるローファーらしいローファーだと思います。
対してロペスは、オックスフォードの紐なしバージョンとでも言うようなローファーだと感じました。
個人的にはスーツに合わせようとまでは思いませんが、180に比べ見た目も履き心地も明らかにドレス寄りです。
見た目の好みはそれぞれありましょうが、ローファーに対する考え方が顕著に出ているこの2足。
そしてどちらもが完成された靴です。
ロペスを履く事で180の良さが分かり、180を履く事でロペスの良さが分かります。

さて、この靴を履いてどこに行くのかと聞かれれば、コンビニとしか答えようがないのが辛いところです。

Posted by ヒツジ

最強のガチ靴

こんにちは。
ヒツジです。
本館2階 紳士靴からのお知らせです。

わたくしごとですが5月に3足の靴を購入しました。
いずれもジョンロブのものですが、そのうち1足は何度か履いたので使用感とともにご紹介したいと思います。
他2足につきましても、何度か履いてからレビューします。

今日ご紹介するのは最強のガチ靴と言っても過言ではない、バロスです。
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このモデルは現在では廃盤になっており、オーダーも受け付けていません。
廃盤モデルのご紹介となり、申し訳ございません。
2011年頃に日本限定で発売されたものですが、奇跡的にわたくしのサイズがデッドストックで残っているのを発見しました!
しかもずーーっと欲しかったバッファローメレーゼです。

仕様は以下の通りです。
・ラスト2998
・ダブルソール サーソール
・ストームウェルト
・フルソックライニング

厚さ3cmはあろうかというサーソールだけでも十分ガチなのですが、ダブルソールにしてさらにストームウェルトもつけて、ジョンロブではあまりやらないはずのフルソックになっています。
履いた感じは当然ガチガチです。
最初の3回ぐらいまでは踵を削られましたが、バッファローレザーは馴染みが良いですね。
10回目を迎える頃にはだいぶ足に馴染んでくるのではないかと思います。

昔はクロケットが作っていたことで知られるバロスですが、そのバロスを元にしてクロケットが作ったのがモールトン。
モールトンについてはこちらをご参照下さい。
週報 第9週

比較写真です。
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サイズはどちらも8.5Eですが、バロスの方がノーズが長く、その分履き口が狭くなっています。
ウエストンのハントやパラブーツのアヴィニョンにも見られる履き口の切り返し(名称が分かりません)がカジュアル感を強調しています。
それでも決して上品さを失わないのは、完成されたラストと上質なアッパーのせいでしょう。

また、バッファローの素材感は現在のものと違います。
この頃は凹凸が少なく滑らかですが、現在は凹凸が激しく躍動的な感じがします。
好みについては分かれるかもしれませんが、わたくしはどちらも好きです。

なかなか評価の安定しない(と勝手に思っている)パウラさんですが、このバロスを定番に戻すという偉業を成し遂げていただければ支持率80%は固いのではないでしょうか。

さて、この靴を履いてどこに行くのかと聞かれれば、コンビニとしか答えようがないのが辛いところです。

Posted by ヒツジ

休日は3足の靴で

こんにちは。
ヒツジです。
本館2階 紳士靴からのお知らせです。

続いております休日は3枚のシリーズですが、残すところあと2回となります。
もうしばらくお付き合いいただけると幸いです。

休日用に3枚のアウターを選ぶと、次は靴を決めたくなるのが人情というものです。
休日は3枚のシャツで
休日は3枚のセーターで
休日は3本の時計で
休日は3本のパンツで
休日は3着のアウターで

靴については書くかどうか真剣に迷いました。
なぜなら、3足など選べるはずがないからです。
それでも厳選に厳選に厳選に厳選を重ねてなんとか書きたいと思います。
3足の内訳は、革靴2足(ドレス寄り、カジュアル寄り)、スニーカー1足というところでしょうか。
靴は他のアイテムに比べて時代を超えた銘品が多く、そのため非常に主観的な内容となってしまうことをご了承下さい。
選ばれなかった靴が良くないということでは決してありません。
わたくしが選んだ3足はこちらです。

・JMウエストン 180ローファーブラック
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・ジョンロブ フィリップ2ダークオークオックスフォードカーフ
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・ニューバランス M1400グレー
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まず、革靴のスタイルとして代表的なものはオックスフォード、ダービー、ローファー、モンクストラップ、ブーツぐらいでしょう。
この中で優先的に選ぶべきなのは、オックスフォードとローファーです。
デザインとしてはダービーが一番カジュアル仕様なのでしょうけど、汎用性が高すぎて使い分けをする楽しみがなくなってしまうと感じて選びませんでした。
もし革靴を1足だけしか選べないとしたらダービーだと思いますが、革靴を2足と考えると、使うシーンがかぶらない2足を選んだ方が休日を楽しめると思ったのです。
カジュアル系を代表するローファーと、ドレス系を代表するオックスフォード。

ローファーの選択肢はオールデン派の方も多いと思いますが、個人的にはウエストンです。
普遍的なデザインで革質も素晴らしく、長く履ける1足でしょう。
サイズ選びが難しく馴染むまでに少々時間がかかりますが、そこをクリアしてしまえば生涯の伴侶になってくれると信じております。
黒を選んだ理由については、わたくし自身がここのローファーを数足所有していますが、黒が一番美しく、履いていて嬉しくなるからです。
カジュアルなスタイルでありながら、きちんと感も持った黒のローファー。
最初に買うべきはこのスタイルでしょう。

オックスフォードからは、ジョンロブのフィリップ2ダークオークを選びました。
パンチドキャップトゥという比較的ドレス寄りなデザインを、ブラウンで選ぶことによりカジュアルでも使える1足であると思います。
ミュージアムカーフでなく、オックスフォードカーフの方をオススメします。
ストレートチップやセミブローグ、フルブローグといったデザインもありますが、2足目の革靴として一番使いやすいのはパンチドキャップで異論はないと思います。
7000ラストは少しロングノーズでクラシックな英国靴好きの方の中には違和感がある方もいると思います。
しかし、ウエストンのローファーとうまくコントラストをつけるという意味でも7000ラストは悪くないと感じます。

スニーカーからは、ニューバランスのM1400。
一時期流行ったニューバランスも、世間的にもそろそろ落ち着いたのではないでしょうか。
流行る前から元々定番でしたが・・・。
スニーカーといえばオールスターやスタンスミス他、各メーカーから出ている銘品が数多くあります。
わたくしも全てを網羅しているわけではないのですが、日常使いのスニーカーとしては576がほど良いところではないでしょうか。
576や996、1300派の方もいるでしょう。
スニーカーとしては高価格ですが、休日の「よく歩く日」や「旅行」といったシーンにおいて非常に頼れる1足となるでしょう。

ネイビー系の時、近場に行く時は180ローファー。
ブラウン系の時、ちょっと良い所に行く時はフィリップ2。
たくさん歩く時、楽したい時はニューバランス。

靴はどうして人を魅了するのでしょうか。
半ばコレクター化しているわたくしとしても、3足しか選べないというのを実生活で実践したら苦痛かもしれません。
せめて20足は選びたい。
それはさておき、服は適当でも良い靴を履いているとなんとなくまとまってしまうものです。
良い靴は手入れをすれば長く履ける物であるからこそ、無理のない範囲で(時には無理をしてでも)自分の好きな1足を選んでいただきたく思います。

Posted by ヒツジ
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