ヒツジ百貨店 | 食パン的美しさ

ボックスカーフについて

こんにちは。
ヒツジです。

革ネタは久しぶりですが、さぼっていたわけではありません。
自分なりに革についての考察をまとめておりました。

今日はカーフの王様とも言われる、ボックスカーフについてです。
まず、ボックスカーフという名前の由来について。
これには諸説あるようです。
1890年代の靴屋、ジョゼフ・ボックスさんの名前からとったですとか、高級皮革のため、納める時に箱の中に入れていた、など。
それはさておき、ボックスカーフはどんな革かといいますと生後3~6ヶ月の子牛の革をクローム鞣ししたものです。
特徴としましては硬めで光沢がありますね。

ボックスカーフといえば、今は無きドイツの名タンナー、カールフロイデンベルグが有名でした。
現在は同じくドイツのペリンガーが作る、クリスペルカーフがボックスカーフの最高峰と言われているようですね。
ボックスカーフを使った製品で印象が強いのは、個人的にはエルメスのケリーです。
現在ではいろいろな革素材で作られているケリーですが、数十年前はボックスカーフしかなかったという話もあります。
確かに、あのカチっとした形にはボックスカーフが一番合うように思います。
昔はフランスのデュプイのボックスカーフを使っていたようですが、今はどうなのでしょうか。
去年、アノネイを買収したからアノネイなんですかね。

そんな上品で高級な革ですので、ご年配の方が使うことが多いようですね。
そんなこともあってか、今の若い人達の感覚ですとボックスカーフは年寄り臭く映るのかもしれません。

クラシックな男たるもの、そんな巷の感覚に流されていてはいけません。
良い物はいつの時代もやはり良い。
数ある革の中でもボックスカーフは磨けば綺麗になる素材です。
革靴だって磨けば綺麗になりますよね。
あれと一緒です。
ボックスカーフを使った靴は多く存在します。
つまり、メンテナンスしてあげれば新品時とほぼ変わらないような状態で永く使えます。


そして、良いボックスカーフには水シボと呼ばれる細かいシワみたいなものがあります。
これはよく見れば分かると思います。
エルメスのボックスカーフを見る機会がありましたが、ちゃんと水シボがありました。

このようにここしばらくはボックスカーフのことばかり考えていたのですが、わたくしの鞄の中でも一つだけボックスカーフのものがありました!

こちらです。
581.jpg
582.jpg


数年前、チェッレリーニで購入したドキュメントケースです。
この革はチェッレリーニでは普段使わない素材な上に、色が上品なダークグリーンで一目惚れしました。
よく見ると水シボも確認出来ました。
不慮の事故により深いシワが入ってしまっているのが悲しいです。
クラッチバッグとして使用しておりますので手に触れる部分は黒っぽくなっております。

ボックスカーフといえばなんだかんだで黒が一番それらしいのでしょう。
また余裕が出来たら黒のボックスカーフで鞄を作ってもらいたいと考えております。


うん、素晴らしい!!!!



それではまた!!

Posted by ヒツジ

2 Comments

tlsize says...""
革の記事、お待ちしてました。

チェレリーニのドキュメントケース、国内のセレクトショップでは見かけたことないデザインで、うーんうらやましい。こういうシンプルなデザインは飽きがこないので、いい素材をおごると長く使えて愛着も増し、結果としてコスパがよくなりますね。

革物はエイジングが最大の魅力と思っています。新品の段階ではどう成長するか分からずいろいろ悩むわけですが、そこも含めたお買い物の楽しさだと思ってます。

最近はエイジングの状態を紹介してくれているblogも多く、とても参考になりますが、特に、東京のFugee鞄店のblogで紹介されているのはいいです。ああいう風に経年変化するのが理想なんですけどね(Fugeeさんのはちょっと手が出ませんが)。

いろいろ脈絡ないコメントですが、これからも参考になる記事をお願いします。応援してます。
2014.06.28 13:01 | URL | #- [edit]
ヒツジ says..."Re: タイトルなし"
tlsize 様


いつもコメントをいただき、ありがとうございます。
日本のチェッレリーニですと、サックアデペッシュタイプが一番目につきますね。
それ以外はあまり見たことがありません。
60才には綺麗にボロくなった黒ボックスカーフのバッグを持って出勤できる男になりたいです。

お恥ずかしながら、Fugee様について存じませんでした。
ホームページを拝見しましたが、革好き、鞄好きとしては面白いサイトですね。
国内ですと大峡製鞄も有名ですよね。
上質な革を使って職人が一本一本丁寧に作った鞄はまさに一生物です。
スムースレザーですとエイジングが楽しめて良いですよね。
多くの人が革やデニムのエイジングに惹かれるのはどうしてなのでしょうね。
不思議です。

まだまだわたくしも未熟ですが、これからも革については追求したいと思っております。
今後とも宜しくお願い致します。
2014.07.01 16:53 | URL | #- [edit]

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