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Hermes コインケース対決!ル・ヴァンキャトル vs バスティア

こんにちは。
ヒツジです。

ご無沙汰の対決コーナーです。
今日対決していただくのは、エルメスのコインケースです。
エルメスのコインケースといえば、ブランドを象徴するル・ヴァンキャトル(以下24)とバスティアです。

それでは早速見ていきましょう!
ファイッッッッッッ!!!!!!!!!!!!


まずは24からです。
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名前の由来なのですが、パリにあるエルメス本店の住所がフォーブルサントノーレ通り24番地なのです。
24はフランス語でヴァンキャトルと読みます。
そんな本店の住所が名付けられたコインケースなわけです。
余談ですが、エルメスにはヴァンキャトルフォーブルという名前の香水があります。
コインケースにしろ香水にしろ、これらのモデルが特別なものかは不明なのですが本店の住所が付いているということで否が応でも特別に感じてしまうものでしょう。
そしてこの24はそれに応えるかのごとく、他のコインケースとは作りが違います。
一番の特徴は写真をご覧いただくとわかる通り、革を折って形成していることです。
広げると一枚の革になります。
ただ折って形成しただけではなく、それが実用性とファッション性を兼ね備えた構造であることは素晴らしいとしか言いようがありません。
発売当時はきっと革新的だったのかな。

さきほど1枚革と書きましたが、正確には2枚ですね。
銀面が裏側にも来るようになっておりますので、2枚の表面を張り合わせてからコバ塗りをして、最後に折って作るという具合でしょう。
革の張り合わせにはちゃんと(というか普通に?)縫っております。
この仕様で4万円は高いか安いかはその人次第ですが、商品以上の価値を感じる方も多いでしょう。
コンパクトサイズで手のひらに収まることと、口が大きく開くのでコインの出し入れには非常に優れているのですが、一つデメリットがあるとすれば膨らんでしまうことでしょうか。
コインケースに薄さを求める方にはあまりオススメはできません。
しかし、それ以上にエルメスのエスプリと高い技術の元に誕生した、最もエルメスらしいコインケースであることは疑いようがありません。

うん、素晴らしい!!!



続いて、バスティアです。
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よくあるコインケースの形といえば、そうかもしれませんね。
名前の由来なのですが、バスティアはフランス南部、コルシカ島にある都市の名前です。
バスティアは歴史と芸術の街だそうです。
どうしてこの名前が付けられたのかは調べる事が出来ませんでした。
エルメスに限らず、ヨーロッパの製品はそのモデル名に地名や人名を使うことが多々あります。

バスティアの最大の特徴は、糸を使っていないところ。
24のように、両面が銀面になるように革を張り合わせて、コバを塗って、受けの部分と蓋の部分をそれぞれ革を折って金具で留めて作っております。
わたくしはこのコインケースを見て、どうして縫っていないのか、不思議でしょうがありません。
縫っていないということは、接着剤のみで2枚の革をくっつけているということなのでしょうけれど、耐久性はどうなのでしょうか。
使っていくうちに、早い段階で剥がれてきたりしないのでしょうか。
確かに、ステッチが見えないのはエレガントかもしれません。
しかし、物作りの観点で考えた時に、ステッチは省いて良い工程なのか、省く必要がある工程なのか。
個人的には省いちゃダメだし、省く必要もないと思うのです。
バスティアはエルメスにしてはお求めやすい価格です。
日本ですと25000円ぐらいで買えます。
24の4万円に対し、これは良心的に感じるかもしれませんが、その値段の差は縫いという工程の差だと思わざるをえません。
余談ですが、先日ブログでもご紹介しましたチェッレリーニ製のバスティア型コインケースは縫われております。
エルメスは総手縫いを謳っておりますが、それはあくまでクロコなどの高級素材、しかもバッグや財布に限ったことだと思っております。
カーフ系で、しかもコインケースなどの小物はミシン縫いなのではないでしょうか。
あくまで予想ですので、手縫いだったらすみません。
決して手縫いが良い、ミシンがダメということではありません。
適材適所で良いと思うのです。
負荷のかかるところは手縫い、耐久性よりも形成のために綺麗に仕上げたいところはマシン。
確かに以前見た、モラビトの総手縫いブリーフケース120万円は異様なオーラを放っておりましたが、そのレベルを求める人がどれだけいるでしょう。
わたくしならマシン縫いで20万円で十分過ぎるほどです。

話がそれましたが、いずれにせよ縫いの工程を省いたバスティア。
どういった意図があってそういう作りにしているのか、知っている方がいらっしゃいましたら教えていただけると幸いです。
とまあ、バスティアの疑問点をつらつらと書いてきましたが、わたくしはどちらかといいますとバスティア派なのです。
なぜなら、コインを入れてもそれほど膨らまないからです。
大きな鞄を持ち歩かない人にとっては、携帯にしろ財布にしろ、「薄さ」は選択する上での重要なポイントになるのではないでしょうか。
昼休みには携帯とコインケースを持って外に出るわたくし的にも薄いのはありがたいのです。


いかがだったでしょうか。
物がどういう風に作られているのか考えると、なかなか面白いですね。
きっと細かい仕様にも何かしら制作者の意図があるのだと思うのです。
そんなことを考えていると製品の精神が見えてくるし、自分との相性を考えるきっかけにもなると思うのです。
せっかくですから、長く愛せる物を使いたいですね。


それではまた!!

Posted by ヒツジ

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