ヒツジ百貨店 | 食パン的美しさ

シェーヌダンクル

こんにちは。
ヒツジです。

せっかく新カテゴリーを追加したので、今日は食器について書きたいと思います。

実はちょうど気になっているマグカップがあります。

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エルメスのChaine d'ancre(シェーヌダンクル)っていうシリーズです。
1938年に発表されたアクセサリーをモチーフにしたマグカップで、ロベール・デュマ・エルメスが港を散歩していた時に、このデザイン(シェーヌダンクル・錨のチェーン)を思いついたとのことです。

デザインも好きなのですが、それよりもエルメスが食器もちゃんと原産国にこだわって作ってるんだなあと感心しました。
フランス製なんです。

フランスにはリモージュという地域があって、ここで作られる陶磁器はリモージュ焼きとして世界的に高品質で有名です。
もちろんエルメスの陶磁器もリモージュ焼きです。

現代では焼き物を専業としているメーカーでも、原産国はばらばら。
かの有名なロイヤルコペンハーゲンもほとんどがアジアの方で作られているようです。

わたくしはエルメスの商品はあまり持ってはいませんが、その活動については理解しているつもりです。
エルメスは世界最高の商品を世に送り出すと同時に、職人の技術保護もしています。
これはフランス国内に限らず、世界中から優秀な職人を見つけ出し商品を作らせ、また下の世代に継承させるという活動も行っています。

このマグカップは13000円です。
マグカップとしては非常に高価で、エルメスとしては良心的な価格のように感じます。
この商品の背景には、恐らくリモージュの中でもトップクラスの職人を雇い、職人がノイローゼになるほど厳しい審査基準で出来上がった商品のみを販売していることでしょう。
そして、技術をさらに高水準にして保護する。

この活動への対価としては、この売値は安いとは言えませんが、個人的には良心的な金額だと感じます。


つい先日もイタリアの老舗陶磁器メーカー、リチャード・ジノリが経営破綻してしまったり、これからの動向が気になる陶磁器業界。
消費者であるわたくし達がしっかりとしたメーカーの商品を購入することは、そのメーカーの経営存続、技術保護に直結する行為です。

100均などの商品ももちろん悪くはないのですが、後の世代にもこの素晴らしい技術がつまった商品を使ってもらいたいという気持ちがあるわたくしは、多少高い金額を支払ってでもちゃんとしたメーカーのものを購入します。

そして、エルメスは陶磁器メーカーではないけれど、下手したら有名な陶磁器メーカー以上にこだわって素晴らしい商品を作っていると思います。


それではまた!

Posted by ヒツジ

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