ヒツジ百貨店 | 食パン的美しさ

Breguet classique ref.5907

こんにちは。
ヒツジです。

今日ご紹介するのはこちらの時計です。
ブレゲクラシック5907。

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実はわたくしにとって非常に特別な時計です。

購入したのは社会人3年目だったかな。
きっと社会人生活にもある程度慣れて、良い物が欲しくなったのでしょう。
長く使える時計を購入したいと思ったところから始まりました。

それまで時計のことはよく知らないし、機械式でもクォーツでも良いと思っていたわたくしは、まずは金額に制限を設けました。
それが20万円。
エルメスのアルソーか、ちょっと高いけどカルティエのタンクで考えておりました。
タンクはあのブルースティールの針が印象的ですね。

ブルースティールの針といえば、数年前に伊勢丹のカタログで見た時計を思い出しました。
針の先の方が丸くなっていて、ローマンインデックスというシンプルで上品なフェイスに、時計のことを全く知らないわたくしでもなんとなく「良い」と思ったのを覚えています。

調べてみると、ブレゲというメーカーの時計でした。
1775年創業と歴史も古く、一生物としては申し分ない時計です。
しかし、価格が非現実的でした。
予算20万で考えていて、100万オーバーの時計なんてとても買えません。

そこから時計に興味を持ち始め、機械式の良さだったり、ケースサイズにもこだわりを持つようになりました。
大きくわけてクラシックモデルとスポーツモデルがあり、長く使うならクラシックモデルかなとか。

途中オメガやロレックスも気になったのですが、なぜかピンときませんでした。

そうこうしているうちに、どんどん高級品の良さが分かるようになってきます。
そして条件もかなり絞られてきました。
・機械式
・手巻き
・3針スモールセコンドノンデイト
・ケースサイズは大き過ぎないもの
・歴史のあるメーカーで、長くメンテナンスしてくれるところ
・できればシースルーバック

これらの条件を満たす時計は
・パテックフィリップ カラトラバ
・ヴァシュロンコンスタンタン パトリモニー
・ブレゲ クラシック
でした。
最終的にはこの3本に絞られました。

パテックは候補に入ったのは170万円ぐらいの手巻きです。
ケースも35mmぐらいでちょうど良かったのですが、ブランドイメージがあまり良くないことと、なんといってもフェイスがクラシック過ぎておじいさんの時計に見えてしまう。
他の2本にしても20代の若造がつけるような時計ではないのは重々承知なのですが、その中でも似合わないだろうなと思いました。

続いて、ヴァシュロン。
ヴァシュロンコンスタンタン、うん、かっこいい。
名前はかっこいいんだけど、当時出たパトリモニートラディショナルはケース38mmとちょっと大きめ。
クラシックウォッチとしてはギリギリのサイズだと思います。
価格は160万ぐらいだったかな。
悪くはなかったのですが、そんなに良くもなかったというのが正直な感想。
ブレゲと比べた時に、針や文字盤、ケースの造りに至るまで優れているとは思えなかったからです。


そして、ブレゲ。
初めて実物を手に取ったのはいつだっただろうか。
覚えているのは、百貨店のワールドウォッチフェアに合わせて取り置きの電話をしている時です。
仕事中、こっそり席をはずして人目につかないようにしゃがんで電話をかけたのは昨日のことのように覚えています。
欲しかったのはクラシックモデルのケース34mm。
かなり小ぶりだが厚さとのバランスがちょうど良い。
価格は120万ぐらいで、わたくしの希望する条件を全て満たしていました。
ブレゲに関しては取り置きをする前にいろいろ調べました。
針の作り方や、文字盤の彫り方、コインエッジやラグ付けなど。
それぞれの工程が手作業で行われており、特に通称ブレゲ針と呼ばれるアップルハンドは伝統工芸と呼ぶにふさわしいレベル。
今ではローズゴールドケースが人気ですが、わたくしはこちらのイエローゴールドの方が上品で好きです。
調べて調べて調べまくっているうちに、これだけの時計でこの価格は安いと思うところまで行きました。
接客してくれた店員さんもとても詳しく、また丁寧であったのがさらに良い買い物となりました。

身分不相応ながらこんな時計を買ってしまったが、わたくしはその物の価値をしっかり理解しているのであれば購入するのに年齢は関係ないと思っております。
時計を買うというよりは、ブレゲオーナーになった感じでした。

どクラシックなフェイスなので、普段はつけていません。
秋冬の休日に、たまーに箱から取り出してつけるぐらいです。
ですが、今年からもうちょっと付けてあげようかなと考えております。
購入後数年経ちますけど、やっぱりこの時計が好きだし、今でも付けると見入ってしまいます。

このモデルは残念ながら去年ディスコンになってしまいましたが、機械に多少の不満はあるものの、フェイス、サイズともにブレゲのエッセンスを凝縮した一本であることはきっと200年前も200年後も変わらないでしょう。

他の時計が気になったりすることももちろんありますが、結局最終的にはこれがあれば自分は満足なんだろうなと思います。

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実はブレゲクラシックでもう一本、欲しい時計があるのですがそれはまた別の機会に。


それではまた!


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Posted by ヒツジ

3 Comments

5907買いたい says...""
突然のコメント失礼致します。

5907購入を検討している者です。
いくつか質問をさせて頂いてよろしいでしょうか?

本文中に「機械に不満がある」との記述がありますが具体的にどのような不満がおありか教えて頂けませんでしょうか?

購入を検討するにあたり非常に気になっております。

また、パワーリザーブは壊れやすいとの記述を雑誌などで見ますが実際どうでしょうか?

特にブレゲは壊れやすいとの話も聞きますので気になっております。

参考にさせて頂きたいのでご回答頂けますと幸いです。

宜しくお願い致します。
2016.05.11 22:29 | URL | #- [edit]
ヒツジ says...""
5907買いたい様

はじめまして。
コメントありがとうございます。

数年前に5907は廃盤になっておりますが入手できますでしょうか?

機械の不満につきましては、手巻きなのに巻き止まりがないところですね。
自動巻きムーブのローターを取っ払ったものという話があります。
また、巻き心地がとてもゆるいです。
精度は申し分ありません。
パワーリザーブに不具合が出たことは、わたくしはございません。
機構は増えれば増えるほど壊れやすくなります。
ブレゲはクロノグラフの故障が多いと聞きます。

5907はブレゲの入門モデルにしてブレゲのエッセンスが凝縮された一本だと思います。
オススメ致します。
2016.05.11 22:48 | URL | #- [edit]
5907買いたい says...""
コメントありがとうございます。

さすがに新品はないかと思いますので程度の良い中古を探そうと思っています。

しかし、このような完成度の高いモデルを廃盤にしてしまうのは非常にもったいないと思っております。

機械の不満点や不具合の件、詳細に教えて頂き誠にありがとうございます。

大変参考になりました。

ブレゲオーナー目指して頑張ります!

ブログ頑張って下さい。
応援しております。
2016.05.12 08:20 | URL | #- [edit]

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